シリコン塗料のおすすめは?特徴から水性油性の違いまで疑問を解決!

シリコン塗料

シリコン塗料は最もスタンダードな塗料で費用対効果が良く、実力がありお客さまのことを第一に考えている職人さんからも人気の塗料です。

シリコン塗料はどんな塗料なのか、メリットデメリット、価格や耐用年数、水性と油性の違い、おすすめの塗料などシリコン塗料にまつわることをまとめてご紹介します。

この記事のポイント
  1. シリコン塗料は費用対効果に優れバランスがいい
  2. 外壁にはラジカル制御型のシリコン塗料がおすすめ
  3. 屋根には断熱型のシリコン塗料がおすすめ
失敗したくない方は優良業者紹介サービス『ヌリカエ』がおすすめ
  1. 約30秒の質問に答えるだけで無料で見積もりが取れる
  2. 全国2,000社以上の厳選された優良業者の紹介で悪徳業者のリスクを回避
  3. 希望にあった業者を最大4社まで相見積もりでき面倒な手間が省ける
  4. 外壁塗装・屋根塗装だけでなくリフォームの見積もりにも対応
  5. 大手から地域密着型の業者まで対応可能

\ カンタン約30秒 /

目次

シリコン塗料はどんな塗料?

シリコン塗料は主成分である樹脂にシリコンが使われている塗料です。

以前はアクリル塗料やウレタン塗料が主流でしたが、令和時代はシリコン塗料がスタンダードになっています。

理由は、耐用年数が長く、機能が付与されたものも多いため、長期的に見て価格を抑えられるからです。

シリコン塗料のメリットデメリット

シリコン塗料のメリットデメリット

シリコン塗料のメリット

シリコン塗料のメリットは以下の通りです。

  • 長期的に見てコスパがいい
  • 耐久性が高い
  • 知見のある職人が使うことが多い

それぞれについて詳しくお伝えします。

長期的に見てコスパがいい

シリコン塗料はアクルリ塗料やウレタン塗料と比較すると価格が高いです。しかしながら、外壁や屋根塗装の費用の7〜8割は足場代や人件費、材料などの運送費です。

そのため、何度も塗り替えが必要なアクリル塗料やウレタン塗料はシリコン塗料と比較して、足場代や人件費などが多くかかることになります。

逆に、シリコン塗料はそれらの費用がかかる回数が少ないため、長期的に見てコストパフォーマンスに優れています。

耐久性が高い

シリコン塗料は他の塗料と比較して、

  • 耐汚性
  • 耐熱性
  • 耐水性
  • 耐候性

が高いのが特徴です。そのため、総合的に耐久力が高く塗装した後も比較的長く綺麗なツヤを保ってくれます。

知見のある職人が使うことが多い

外壁塗装に備えて書籍などをご覧になっていると既にご存知かもしれませんが、本を出版されるほど力量や知見がある優良工務店の職人さんはシリコン塗料をおすすめしているケースが多いです。

もちろん、お客さまの外壁や屋根の状態、外壁や屋根の材質、予算によっても適切な塗料は変わってきますが、おすすめするということはバランスが良く選んで失敗が少ないことの現れでもあります。

シリコン塗料のデメリット

シリコン塗料のデメリットは以下の通りです。

  • 価格は比較的高め
  • 住み替えを検討している場合は不向き
  • ひび割れが起こる可能性がある

それぞれのデメリットについて詳しくお伝えします。

価格は比較的高め

シリコン塗料は予算を抑えられるアクリル塗料やウレタン塗料と比較すると耐用年数が長いため、塗料自体の価格は高くなります。

そのため、予算を超えてしまう場合、選択が難しくなります。

住み替えを検討している場合は不向き

シリコン塗料は耐用年数が長いため5,6年後に住み替えを検討している場合には不向きです。

10年以上塗料がもつため、いずれ住まいを移す場合は慎重に塗料の種類を検討する必要があります。

ひび割れが起こる可能性がある

シリコン塗料よりグレードが低いウレタン塗料の方が、弾性に優れておりひび割れを起こしにくい性質があります。

モルタルやコンクリートなどひび割れしやすい材質が外壁に使われている場合は、弾性機能が付与されているものを選ぶなど一工夫が必要な可能性があります。

シリコン塗料の価格・単価や耐用年数と他の塗料との比較

スクロールできます
塗料の種類耐用年数1㎡あたりの価格
アクリル塗料5年〜7年1,400円〜1,600円
ウレタン塗料8年〜10年1,700円〜2,200円
シリコン塗料10年〜15年2,300円〜3,000円
フッ素塗料15年〜20年3,800円〜4,800円

シリコン塗料の耐用年数はおおよそ10年〜15年、1㎡あたりの価格はおおよそ2,300円〜3,000円です。

フッ素塗料と比較すると耐用年数は劣りますが、価格と耐用年数のバランスに優れているため、最も使われているのがシリコン塗料です。

アクリル塗料ウレタン塗料は近年ではあまり使われることがなくなっています。

シリコン塗料の分類や水性と油性の違い

塗料の分類

シリコン塗料には水性や油性の違いだけでなく、1液型と2液型の違いがあります。それぞれの違いをお伝えします。

水性と油性の違い

シリコン塗料の水性と油性の違いですが、塗料を溶かす溶剤が違います。水性は水で塗料を溶かしますが、油性はシンナーで溶かします。

そのため、油性の塗料はニオイが強いです。その分、油性の方が水性より耐久性が高くなります。また、水性の方が油性に比べ塗料の伸びが良く塗りやすいです。

以前は耐久性の面から油性塗料が使われることが多かったですが、今では技術の進歩によって水性塗料の耐久性が上がっている点や環境面(シンナーなどの毒性)への配慮もあり水性塗料が使われるケースが増えています。

価格面でも水性の方が油性に比べて安い傾向です。

水性と油性の違いまとめ
  • 水性…ニオイが弱い、耐久性は低め、環境に優しい、安い
  • 油性…ニオイが強い、耐久性は高い、環境に悪い、高い

1液型と2液型の違い

1液型と2液型の違いは溶剤を混ぜてすぐに使えるか、硬化剤などを混ぜて使う必要があるかの違いです。2液型の方がグレードが高いです。

水性の塗料は1液型が多いですが、水性も油性も双方1液型と2液型のものがあります。

1液型より2液型の方が硬化剤が必要になるため価格は高くなりますが、その分、外壁や屋根を頑丈に仕上げることができます。

ただ、2液型のものは硬化剤を混ぜる量やスピードが気候の変化などの影響を受けるため、扱いが難しく熟練した職人さんの腕が必要になります。

また、2液型は硬化剤を混ぜているため硬化時間までに使い切らないと使えなくなってしまいます。

1液型と2液型の違いまとめ
  • 1液型…そのまま使える、塗りやすい、耐久性は低め、安い
  • 2液型…硬化剤と混ぜる、塗りにくい、耐久性は高め、高い

シリコン塗料でおすすめの塗料は?

シリコン塗料のおすすめの塗料をお伝えします。

外壁用であればプレミアムシリコンがおすすめ

プレミアムシリコンは塗料の大手メーカーであるエスケー化研が発売しています。

シリコン塗料にラジカル(劣化因子)制御機能を付与したラジカル制御型塗料で、フッ素塗料くらいの耐久力があり耐用年数はおおよそ13年〜16年です。

おすすめの理由は価格がおおよそ2,600円/㎡ほどで耐久力と比較して安価で、水性1液型の塗料であるため外壁塗装をする際に近隣の方へのニオイの心配が少ないためです。

水性1液型の塗料ですが劣化因子に強い機能を付与したラジカル塗料であるため、耐久力が高く費用対効果が優れています。

屋根用であればサーモアイSiがおすすめ

サーモアイSiは塗料の大手メーカーである日本ペイントが発売しているシリコン塗料です。

サーモアイは油性2液型のシリコン塗料ですが、太陽熱を反射する機能が付与されている遮熱塗料でもあります。

価格はおおよそ3,000円/㎡、耐用年数はおおよそ8〜12年で一般的に屋根の方が雨など天候の影響を大きく受けるため、外壁より耐用年数が短くなります。

おすすめな理由は、夏場の冷房効率が上がり消費電力を下げることができる可能性があるためです。また、屋根の塗装は水分を弾く強さがある油性の方が適しています。

シリコン塗料のよくある質問

シリコン塗料はDIYでも使える?

水性1液型であれば使えるかもしれませんが、シリコン塗料は密着性が低く扱い慣れていないと失敗しやすいため、あまりおすすめではありません。

シリコン塗料を選ぶ上での注意点は?

シリコン塗料と一言にいっても、シリコンの含有率にも20%〜65%ほどと違いがあります。シリコンの濃度が高いものの方が耐久性が高いため、安易に工務店や塗装店のオリジナル塗料を選ばないようにしましょう。

シリコン塗料は雪が多い地域でも使えますか?

日本ペイントのシリコンルーフⅡのように乾燥が高いタイプの塗料は雪が多い地域に適しています。

まとめ

シリコン塗料は耐久性と価格のバランスが良く最も使われている塗料です。

主流の塗料であり種類が多いため、外壁用や屋根用と塗る場所の特性に合わせて適切な塗料を選ぶことが重要です。

そのため、工務店や塗装店にご相談される際は希望に沿った塗料を提案してくれるところを選ぶと失敗が少なくなります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次