失敗しない屋根塗装のコツ!相場と費用を安くする方法まとめ

屋根塗装の費用相場

屋根塗装の費用相場は、30坪の一戸建てで30〜50万円が平均的です。ただ、屋根塗装の費用は、塗料のグレードや坪数にも大きな影響を受けます。

また、屋根の劣化状態によっては屋根塗装ではなく、屋根を入れ替える葺き替え(ふきかえ)が必要になるケースもあります。

この記事では、屋根塗装のそもそもの必要性から、費用の内訳、坪数、塗料グレードによる費用の変化、屋根塗装と比較した屋根修理の費用相場などをまとめてお伝えしています。

屋根塗装を本当にするべきなのか、もしするならどうすれば費用相場を安くできるのかまでお伝えしていますので、屋根塗装を検討する上でお役に立てましたら幸いです。

この記事のポイント
  1. 屋根塗装が重要なのは三角屋根
  2. 屋根塗装の費用相場は、30〜50万円が平均的
  3. 坪数や塗料の種類、塗装以外の工事が必要かで費用が変わってくる
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目次

屋根塗装の必要性について

そもそも、ご自宅には屋根塗装が必要なのかをご判断いただけるように、屋根の種類や劣化の状態、耐用年数について、まとめてお伝えします。

屋根塗装が重要なのは三角屋根

陸屋根と三角屋根
陸屋根と三角屋根

まず屋根には、陸屋根(りくやね・ろくやね)と三角屋根の2種類があります。

屋根塗装が重要になるのは三角屋根で、陸屋根は、屋上として人が乗れる作りになっており、防水工事が重要になってきます。

この記事では三角屋根の屋根塗装についてお伝えします。

屋根塗装の耐用年数と塗装が必要になる時期は?

屋根塗装の耐用年数は、おおよそ8年〜15年です(塗料のグレードや屋根材によって前後します)。

屋根は日光や雨にさらされる時間が長いため、同じグレードの塗料を使った場合、外壁と比較して屋根塗装の耐用年数は短くなります。

屋根材ごとの塗装の耐用年数については、屋根材自体の耐用年数をお伝えする段落でまとめてお伝えします。

屋根の劣化により塗装が必要な状態とは?

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屋根の劣化症状屋根塗装で対応可能か対応
コケなどの汚れ塗装で対応可能高圧洗浄と屋根塗装で対応
色あせや塗装の剥がれ塗装で対応可能屋根塗装で対応
ひび割れ軽微なら塗装で対応可能軽微なひびなら屋根塗装。
劣化が激しい場合葺き替えが必要
屋根材の剥がれ程度により修理が必要軽微な剥がれなど屋根塗装。
劣化が激しい場合葺き替えが必要
屋根材のズレ程度により修理が必要ズレを直す場合は、屋根塗装は不要。
跡を消したい場合に屋根塗装を利用
屋根材の割れ基本的に修理が必要屋根材の修理、屋根の葺き替えなどが必要
浮きや反り基本的に修理が必要屋根材の修理、屋根の葺き替えなどが必要
雨漏り基本的に修理が必要屋根材の修理、屋根の葺き替えなどが必要
屋根の劣化症状と屋根塗装での対応可否

こちらが屋根の劣化症状と屋根塗装の対応可否を表にしたものです。

屋根塗装で済む場合は、劣化初期の汚れ、色あせ、塗装の剥がれなどの症状で、屋根材自体が損傷しているケースでは、屋根の葺き替え(ふきかえ=屋根材の入れ替え)を含む修理が必要になります。

特に雨漏りは、屋根材がかなり劣化していて、内部の防水シートまで劣化が進んでしまっている状態なので、早急な修理が必要となります。

屋根塗装は、屋根を劣化から守ってくれる役割もあるため、10年前後を目処に定期的にメンテナンスをしてあげましょう。

雨漏りなど劣化が進んだ状態までメンテナンスを怠ると結果として、屋根塗装の3〜10倍の費用がかかってしまうケースもあります。

屋根塗装の費用相場の内訳

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費用内容費用相場
足場代15万円〜20万円
養生代1万円前後
コーキング代(補修費用)4万円〜6万円
塗料代10万円〜17万円
諸経費(その他費用)3万円前後
屋根塗装の費用相場の内訳(30坪の場合)

こちらが屋根塗装の費用相場の内訳です。

各費用の単価の目安がこちらです。

  • 足場代…700円〜800円/㎡
  • 養生代…200円〜300円/㎡
  • コーキング代…500円〜900円/m
  • 塗料代…1,400円〜5,500円/㎡
  • 諸経費…全体の約10%

基本的には、足場代、養生代、コーキングという補修に使う材料に費用、塗料代、諸経費(高圧洗浄や下地処理など)が主な費用となります。

人件費(工費)については、塗料の代金などに含まれていることが一般的です。

この中で、変動率が大きいのはグレードによって価格に差がある塗料です。そのため、続いて塗料による単価の違いについてお伝えします。

塗料のグレードによる耐用年数や屋根塗装の費用相場の違い

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塗料の種類耐用年数1㎡あたりの価格
アクリル塗料5年〜7年1,400円〜1,600円
ウレタン塗料8年〜10年1,700円〜2,200円
シリコン塗料10年〜15年2,300円〜3,000円
フッ素塗料15年〜20年3,800円〜4,800円
塗料のグレードによる耐用年数と費用相場

こちらが塗料のグレードと耐用年数、費用相場を表にしたものです。

塗料には他にも、機能性で分類した塗料もあり、最高級の無機塗料の場合、1㎡あたり5,500円ほどになることもあります。

人気なのは費用と耐用年数のバランスが良いシリコン塗料です。コストを抑えたい場合は、水に強い特性を持つウレタン塗料を使うケースもあります。

また、屋根の方が耐用年数が外壁に比べて短くなる傾向を踏まえて、屋根にフッ素塗料、外壁はシリコン塗料を使うケースもあります。

塗料について、詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧下さい。

屋根塗装の坪数別の費用相場

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坪数費用相場の目安屋根面積の目安
20坪20万円〜40万円40㎡〜50㎡
25坪25万円〜45万円50㎡〜62㎡
30坪30万円〜50万円59㎡〜74㎡
35坪35万円〜55万円67㎡〜87㎡
40坪40万円〜60万円79㎡〜99㎡
45坪45万円〜65万円89㎡〜118㎡
50坪50万円〜70万円99㎡〜124㎡
55坪55万円〜75万円109㎡〜136㎡
60坪60万円〜80万円119㎡〜149㎡
2階建住宅の屋根塗装の坪数別の費用相場

こちらが屋根塗装の2階建の住宅の坪数別の費用相場の表です。塗料は使われることが多い、シリコン塗料を使ったケースを想定しています。

屋根塗装以外の屋根修理の費用相場

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修理方法修理内容費用相場工期選択するケース
葺き替え屋根全体の入れ替え150万円〜250万円10日〜15日劣化が屋根全体に及んでいるケース
葺き直し屋根の下地の修理後、瓦を敷き直す100万円〜200万円7日〜10日瓦屋根の下地に劣化があるケース
カバー工法新しい屋根材・下地を被せる80万円〜120万円5日〜10日葺き替えより予算を抑えたいケース
部分修繕屋根材の一部を修理5万円〜50万円1日〜4日劣化範囲が限定的なケース
屋根塗装屋根材の塗装・メンテナンス30万円〜50万円10日〜15日屋根材のメンテナンスと美観の回復
屋根塗装と屋根修理の費用相場・工期の比較

こちらが屋根塗装以外の屋根修理の費用相場や工期を比較した表です。

屋根塗装を検討していたものの、業者さんに屋根を見てもらった結果、劣化が激しく葺き替えが必要だったというケースもあります。

屋根塗装の役割は、屋根材への負荷を抑えながら、外観を美しく保つことであるため、屋根材自体が耐用年数を迎えて修理が必要な場合は、葺き替えなどの修理が必要になります。

屋根材の種類と耐用年数や費用相場

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屋根材の名称素材屋根材の耐用年数塗り替え周期費用相場(㎡)
スレート屋根セメント25年〜30年8年〜10年4,000円〜8,000円
トタン屋根金属10年〜20年10年〜15年4,000円〜6,000円
ガルバリウム鋼板金属25年〜30年10年〜15年6,000円〜9,000円
セメント系瓦セメントなど30年〜40年8年〜10年5,000円〜10,000円
粘土系瓦粘土30年〜100年不要8,000円〜12,000円
アスファルトシングルガラス繊維20年〜30年10年〜15年3,500円〜16,000円
屋根材の種類と耐用年数や費用相場

こちらが屋根材の種類と屋根材の耐用年数、塗り替えが必要になる周期、費用相場をまとめた表です。

屋根の葺き替えは、近年トタン屋根が使われることは減っており、耐久性や熱伝導性の低さからガルバリウム鋼板が使われるケースが増えています。

また、セメント瓦系も地震に弱い点や粘土系瓦の方が耐久性に優れているため、使われる機会が減っています。

屋根塗装の費用を相場より安くする方法

屋根塗装の費用を相場より安くする方法は以下の通りです。

  1. 相見積もりをとる
  2. 地域密着型の工務店に依頼する
  3. 閑散期に屋根塗装を行う
  4. 補助金や助成金を利用する
  5. 外壁塗装も一緒に行う

それぞれの安くする方法について具体的にお伝えします。

相見積もりをとる

屋根塗装の見積もりは、依頼先の業者の得意不得意や材料、人件費の勘定など様々な要因から大きく変わります。

そのため、1社だけの見積もりだと、価格が高いのか低いのか判断が難しいのです。

相見積もりを取ることによって、適正な相場がわかるだけでなく、費用以外にも業者との相性や得意不得意などを知ることができるメリットがあります。

また、相見積もりが前提であれば、業者としても不当に高い金額を出せばまず自社が選ばれることがないため、そういった悪徳業者の横暴を抑止することにも繋がります。

相見積もりをご自身で取るのは時間と手間がかかるため、相見積もりサービスを利用するのがおすすめです。

地域密着型の工務店に依頼する

ハウスメーカーに屋根塗装を依頼した場合、下請け業者や孫請け業者まで、関わる業者が増えるため、中間マージンや人件費が余分に発生して、費用が高くなります。

一方、地域密着型で塗装中心に事業を行っている工務店であれば、自社の職人がいるため、中間マージンは発生しません。

屋根塗装の費用を相場より安くしたいのであれば、人が多く動くとその分費用が発生することをおさえておくのが重要です。

閑散期に屋根塗装を行う

屋根塗装や外壁塗装の繁忙期は秋で、夏や冬は閑散期になります。

夏が閑散期なのは、湿度や気温が高く、塗料は高湿度に弱い特性を持つものが多いことが影響しています。また、冬は積雪があり、地域によっては工期が長くなることが影響しています。

閑散期の方が、少し費用が安くても仕事が欲しいと考えている業者が多いため、値引き交渉がしやすくなります。

検討の際は、ご自宅の状態をチェックしたり、塗料の種類などの決定に時間がかかる可能性があるため、1〜2ヶ月前までには相談するようにしましょう。

補助金や助成金を利用する

塗料の種類によっては自治体から省エネ効果を期待できる塗料への補助金が出ているケースがあります。

例えば、遮熱塗料であれば、冷暖房の使用頻度を下げ、電気代が減ることで、地球のエコに貢献していると考えられているため、対象となるケースもあるのです。

遮熱塗料を検討されている場合、お住まいの自治体のホームページを調べたり、電話で問い合わせてみて下さい。

外壁塗装も一緒に行う

「外壁塗装もしたら費用が上がるじゃないか」と感じるかもしれませんが、長期的に見た場合、外壁塗装を別に行うと、その分、足場代が余分にかかります。

足場代だけでも20万円ほどかかる可能性があるため、外壁塗装も検討しているのであれば、一度にまとめてしまった方が、総合的な費用を安くすることができるのです。

また、業者としても、大きな金額の契約の方が利益が大きくなります。そのため、依頼者側から値引きの交渉がしやすくなり、別々に行うより費用を安くできる可能性が高まります。

まとめ

屋根塗装の費用相場は、塗料の種類や坪数などで大きく変わり、それ以外にも、閑散期など時期の影響を受けることもあります。

費用を安くするためのテクニックなどを知ることももちろん重要ですが、一番大切なのは、価格に対して納得の行く塗装をしてもらえるのかどうかです。

1つの業者だけでは、ご自身の大切なおうちを第一に考えてくれる業者なのか判断することは困難です。

相見積もりサービスを利用することで、複数の業者をご自身で探す時間的なコストを最小限におさえることができ、地域密着型の優良業者さんと出会うことが可能です。

屋根塗装をご検討の際はぜひ相見積もりサービスの利用を検討されてみてはいかがでしょうか。

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