外壁塗装の色選びで後悔しない方法は?人気の色や配色などを徹底解説

外壁塗装の色選び

「外壁塗装を検討しているけど、どんな色にしようか迷う」など、外壁塗装の色選びに悩んでいる方は少なくありません。

建物の外観が決まる外壁色は、長期間変えることができないため、しっかりと検討する必要があります。

この記事では人気の色や配色をはじめ、外壁塗装の色選びで後悔しない方法を徹底解説します。

外壁塗装の色選びで迷っている方は、ぜひこの記事を読んで失敗しない色選びの参考にしてみてください。

この記事のポイント
  1. 色選びで失敗しないためには、施工事例の写真や色見本を事前に確認することが重要
  2. ホワイトは清潔感、ブラックは高級感が出る
  3. 人気の色は、1位:ベージュ・2位:ホワイト
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目次

外壁塗装の色選びの失敗事例

ここでは、外壁塗装の色選びで特に多い4つの失敗事例について紹介します。

  1. イメージと違った
  2. 汚れが目立つようになった
  3. 街並みと合わなかった
  4. 壁以外の部分と配色が合わなかった

それぞれについて説明します。

イメージと違った

失敗事例として多いのが、最初にイメージしていた内容と違った仕上がりになることです。

主な原因は下記の2つがあります。

イメージと違う2つの原因
  1. 予定していた色より薄かった・濃かった
  2. 壁の凹凸を想定していなかった

それぞれについてご説明します。

予定していた色より薄かった・濃かった

予定していた色で塗装したのに、塗装後に確認してみると色味が薄い、または濃く感じることがあります。

これは、色見本や実際の施工事例の写真を見て決定する際に起こりやすく、色見本のサイズや写真を見る環境(部屋の明るさや照明の色味)などによって実際よりも多少見え方が異なることがあるからです。

壁の凹凸を想定していなかった

外壁は完全にフラットな造りだけではなく、凹凸にして立体感を出す工法があります。

見本が平らなのに対し、実際の外壁では凹凸があると陰影の関係で色味が違って見えます

汚れが目立つようになった

「以前は汚れがあまり気にならなかったのに、外壁塗装をしてから汚れが目立つ」という場合がありますが、外壁の汚れは主にカビ・苔・砂埃などがあり、ホワイト・ブラック系の塗装をすると汚れが目立ちやすくなります

また、濃いブラック・濃いブルー・濃いレッドなどは色褪せしやすい色のため、色褪せ部分と他の部分で差が生じて汚れて見えることもあります。

街並みと合わなかった

色見本で数種類の色を照らし合わせてチェックしたものの、実際に塗装した後に確認をしてみると、地域の雰囲気と合わずに自宅だけ浮いて見えることがあります。

特に家が建ち並ぶ住宅地の場合は、自宅だけ地味、もしくは派手に見えてしまいます。

希望の色を決める際は、景観を加味して検討すると間違いがありません。

また、可能であれば、晴れの日・曇りの日・雨の日など、天候が異なる日で確認ができるとより、好みの色とのズレが起こりにくくなります。

壁以外の部分と配色が合わなかった

外壁には、壁以外に雨戸・雨樋・窓枠などの『付帯部』と呼ばれる部分が複数あります。

外壁塗装をする際には、この付帯部も加味して塗装をしなければなりません。

塗装の際に付帯部も含めて行う場合もありますが、色を検討する場合は付帯部との配色も考えておくことをおすすめします。

外壁塗装の色選びで後悔しないためのポイント

外壁の色選びで後悔しないために、押さえておくべきポイントは以下の6つです。

  1. 施工事例の写真を確認する
  2. カラーシミュレーションだけで判断をしない
  3. 色見本はなるべく大きいものを使う
  4. ツヤの有無を確認する
  5. 周辺の街並みと調和した色を選ぶ
  6. 色の面積効果を把握する

それぞれについて説明します。

施工事例の写真を確認する

外壁塗装の施工事例

外壁の色を検討する際に施工事例の写真を確認しておくと、自宅で塗装した場合の完成形がイメージしやすくなります。

業者により塗装した住宅は様々のため、施工事例の写真も十人十色です。

好みの色合いや組み合わせがあれば、ピックアップして業者に伝えておくとよいでしょう。

カラーシミュレーションだけで判断をしない

カラーシミュレーションとは、コンピューター上で外壁の色を変えられるソフトのことで、いわば外壁の試着のようなものです。

変更できる色の種類や部分は、各業者によって異なりますが、主に屋根・1階部分・2階部分・付帯部分の4箇所を変更できる場合が多くあります

非常に便利なシステムですが、あくまでもバーチャルな色選びのため、カラーシミュレーションだけで決断するのはおすすめできません。

色見本や施工事例とあわせて使用することで、より理想に近い外壁塗装ができる1つのツールと捉えておくとよいでしょう。

各塗料メーカーに、カラーシミュレーションができるサイトがありますのでご紹介します。

メーカー名サイト
エスケー化研https://www.sk-kaken.co.jp/simulation/
関西ペイントhttps://www.kansai.co.jp/colorsimulation/
日本ペイントhttps://hanacole.com/simulation/index.html
塗料メーカーのカラーシミュレーションサイト

色見本はなるべく大きいものを使う

色選びの際に、数種類の色紙のようなものを見せてもらえますが、これは『色見本』といい、実際に外壁塗装で使用する色の見本をコンパクトなサイズで確認できるものです。

紙や冊子に数種類の色が一覧として小さく載っているものが一般的ですが、業者によってはより見やすいA4サイズくらいのものを用意している場合があります

色見本を確認する際は室内と、屋外に出て外壁と照らし合わせるなど、いろいろな状況で確認することをおすすめします。

室内だと照明の明かりの具合により、見え方が多少違って見えてしまうことがあるため、比較として室内と屋外の両方で確認するようにしてみましょう。

ツヤの有無を確認する

使用する塗料によりツヤの有無があり、それぞれで印象は大きく異なります。

ツヤがある塗料は塗面がなめらかなため、光をきれいに反射させ、まるで新築のようなピカピカの見た目となります。

また、塗面がなめらかな分、汚れが付着しにくく長持ちしやすいメリットがあります。

一方、ツヤがない塗料はマットな仕上がりで、落ち着いた印象や高級感を出すことができます。

和風の住宅はツヤなし塗料との相性がよいため、地域や建物によってはツヤなしの方が好まれる場合もあります。

また、ツヤあり塗料の場合、数年後には徐々にツヤがなくなってくるのに対し、ツヤなし塗料ははじめからほとんど風合いが変わりません。

周辺の街並みと調和した色を選ぶ

自分の好きな色を塗装するのは問題ありませんが、周辺の景観を加味して検討するようにしましょう。

周りが落ち着いている雰囲気なのに派手な印象の塗装をしてしまうと、街並みと合わずに浮いて見えてしまい、あまりに調和を乱した塗装をしてしまうと、近隣の住民から苦情が来る場合もあります。

実例としては、2007年に東京・吉祥寺で建築工事をしていた漫画家の楳図かずおさんの家の塗装が奇抜過ぎたために、近隣の住民が工事差し止めを求める処分を東京地裁に申し立てたことが過去にありました。

好きな色だからといって、街並みを考慮しないと大変なことになりかねません。色選びの際は周辺の街並みも視野に入れておくようにしておきましょう。

色の面積効果を把握する

外壁の色を選ぶ際に重要なポイントとして、『色の面積効果』を知っておくとよいでしょう。

色の面積効果とは、『同じ色なのに面積の大きさで色彩が違って見える現象』のことです。

小さい面積ではより暗く見え、大きい面積ではより明るく感じられます。

そのため、色見本を確認する際は必ず小さい面積のサンプルだけでなく、大きな面積で確認できるサンプルでも目を通しておくと、それぞれの色の違いによる見え方が確認できるためおすすめです。

外壁塗装で人気・おすすめの色と特徴

外壁塗装でおすすめの色や人気の色の特徴について解説します。

  1. ホワイト系
  2. グレー系
  3. ベージュ・クリーム系
  4. ブラウン系
  5. ブラック系
  6. グリーン系
  7. ブルー系
  8. イエロー系

室内温度への影響や風水についてもまとめているので参考になりましたら幸いです。

ホワイト系

外壁塗装の色(ホワイト系)
特徴明るく清潔感がある

周囲の家と調和しやすい

汚れが目立ちやすい

まぶしく見えることがある
室内の温度変化室内への影響が少ない
風水浄化作用

リセット作用
ホワイト系の特徴一覧

ホワイト系の外壁は明るく見えやすく、より清潔感を演出してくれます。

白色はどの色にも馴染みやすい色のため、他の色とも合わせやすく、周囲の住宅とも調和しやすい色です。

一方で、外壁の汚れが目立ちやすい点もあわせ持つため、外観をきれいに保つためには定期的な清掃が必要となります。

グレー系

外壁塗装の色(グレー系)
特徴汚れが目立たない

周囲の家と調和しやすい

飾り気がなく見えることがある
室内の温度変化色彩が濃くなるほど室内への影響が大きくなる
風水静寂

情緒安定
グレー系の特徴一覧

グレー系の外壁は、ホワイト系に負けないくらい依頼が多く、外壁塗装では定番の色です。

ホワイト系と同じく周囲との調和の取れやすさと、どの色よりも外壁の汚れが目立ちにくいことが最大の特徴で、色の濃淡に関わらず、シックでおしゃれな印象を出すことができます。

落ち着いたかっこいい外観の家にしたい方には特におすすめです。

ベージュ・クリーム系

外壁塗装の色(ベージュ・クリーム系)
特徴明るく清潔感がある

周囲の家と調和しやすい

汚れが目立ちやすい

まぶしく見えることがある
室内の温度変化室内への影響が少ない
風水調和

安定感
ベージュ系の特徴一覧

ベージュの外壁はどの色とも合わせやすい性質を持ち、他の色と組み合わせたい方には特におすすめです。

周囲の住宅とはもちろん、付帯部分とも馴染みやすいため、計算せずともおしゃれになりやすい色です。

砂埃と色が似ているため、グレー同様に汚れが目立ちにくい色と言えます。

ブラウン系

外壁塗装の色(ブラウン系)
特徴汚れが目立たない

温かみがある印象

野暮ったく見えることも
室内の温度変化色彩が濃くなるほど室内への影響が大きくなる
風水安定感

信頼感
ブラウン系の特徴一覧

ブラウン系の外壁は、ベージュ系などと同じく馴染みやすく、外壁の汚れが目立ちにくい色で、ぬくもりを感じられる外観にすることができます。

外壁の造りがレンガやタイルの場合は、色の相性がよいため特におすすめです。

ブラック系

外壁塗装の色(ブラック系)
特徴高級感がある

スタイリッシュなイメージ

汚れが目立ちやすい

怖く見えることも
室内の温度変化特に室内の温度変化が激しい
風水運を停滞させる

人を寄せ付けない
(風水的にはあまりおすすめできません)
ブラック系の特徴一覧

ブラック系の外壁は、どの色よりもスタイリッシュで洗練された印象がありますが、その反面で室内の温度変化が激しく、見た目が怖く感じてしまうことがあります

どの色と合わせてもおしゃれな雰囲気を出せるため、単色ではなく他の色も含めて検討すると、スタイリッシュさはそのままに、怖さをいくらか軽減してくれます。

グリーン系

外壁塗装の色(グリーン系)
特徴高級感とナチュラルさが両立

欧風なイメージ

周囲から浮きやすい

野暮ったく見えることもある
室内の温度変化色彩が濃くなるほど室内への影響が大きくなる
風水癒し

調和

信頼
グリーン系の特徴一覧

グリーン系の外壁は自然あふれる色で馴染み深く、濃淡に関わらずナチュラルな印象を保ちます。

また、ベージュ系、ブラウン系やイエロー系と相性がよいため、個性を大事にしつつ違和感のないようにしたい方には、特におすすめの色です。

ブルー系

外壁塗装の色(ブルー系)
特徴高級感とオシャレさが両立

ハッキリと目立つ

濃いと周囲から浮きやすい

色褪せしやすい
室内の温度変化色彩が濃くなるほど室内への影響が大きくなる
風水仕事運

勉強運

人からの信頼感
ブルー系の特徴一覧

ブルー系の外壁は、鮮やかであれば高級感やスタイリッシュさを、淡いブルーであればより周囲と馴染みやすく汚れが目立ちにくい特徴があります。

個性を大事にしたい方には特におすすめですが、男性的な印象が強く、色が鮮やかすぎると浮いて見えてしまうため、依頼の際はよく検討しておくようにしましょう。

イエロー系

外壁塗装の色(イエロー系)
特徴優しいイメージと個性が両立

淡い色なら他色と合わせやすい

濃い色だと周囲から浮きやすい

まぶしく見えることも
室内の温度変化室内への影響が少ない
風水金運アップ

貯蓄
イエロー系の特徴一覧

黄色の外壁は、遠くからでも目立つ色合いと、活発ではつらつとした雰囲気が特徴です。

色が鮮やか過ぎると存在感が強くまぶしく見えますが、ある程度の淡い色の場合であれば落ち着きのある優しい印象になるため、なるべく色味を落として塗装することをおすすめします。

外壁塗装のおすすめの配色例

外壁塗装のおすすめの色の組み合わせについて紹介します。

  1. ホワイト系×ブラウン系
  2. ホワイト系×ブラック系
  3. ベージュ系×グレー系
  4. ブラック系×ブラウン系
  5. カラー系の屋根×ホワイト系や同系色の外壁

それぞれの組み合わせが与える印象についてまとめました。

ホワイト系×ブラウン系

外壁塗装の配色例(ホワイト系×ブラウン系)

ホワイト系とブラウン系の組み合わせは、落ち着いた雰囲気や清潔感、格式高い印象を持たせることができます。

両方の色のバランスにあえて偏りを出せば、個性的な印象が強まるため、どの部分をどれほど塗装するかで印象が大きく変わります。

ホワイト系×ブラック系

外壁塗装の配色例(ホワイト系×ブラック系)

ホワイト系とブラック系の組み合わせは、どの組み合わせよりも高級感やスタイリッシュさが活きる配色といえるでしょう。

また、ブラックの部分をツヤありにすると晴れたときの存在感が際立ち、ツヤなしの場合にはかっこよさの中にも、どこかかわいらしさが伺えるような印象が出ます。

区画がしっかりとした都心の閑静な住宅街では特におすすめの配色です。

ベージュ系×グレー系

外壁塗装の配色例(ベージュ系×グレー系)

ベージュ系とグレー系は、どちらも馴染みやすい色で、組み合わせることでよりおしゃれかつ落ち着きのある印象を与えてくれます。

また、汚れが目立ちにくい配色のため、手入れに手がかからないのはメリットです。

ブラック系×ブラウン系

外壁塗装の配色例(ブラック系×ブラウン系)

ブラック系とブラウン系は、個性的でスタイリッシュな印象が特に強い配色です。

また、ブラックの部分にツヤがない場合は落ち着きとモダンさが加わるため、日本式の住宅とも相性がよくなります。

カラー系の屋根×ホワイト系や同系色の外壁

外壁塗装の配色例(カラー系の屋根×ホワイト系や同系色の外壁)

カラー系の屋根の場合、外壁は色味を抑えて落ち着いた色を合わせるときれいにまとまります。

グリーン系の場合は落ち着きと馴染みやすさ、ブルー系の場合はスタイリッシュさと男性的なイメージ、イエロー系は活発さと優しさ、レッド系はおしゃれさと強い個性、これらの印象を持ちます。

また、カラー屋根の色味が強いほどより個性的になる一方で周囲との差が生まれやすいため、バランスはしっかりと検討するようにしておきましょう。

外壁塗装の色に関するよくある質問

外壁の色は何色がいい?

外壁におすすめの色は、グレーベージュのような落ち着いた色や濃淡の薄い色です。

外壁の汚れの原因となるのはカビや苔をはじめ、砂埃などの中間色のものが多いため、汚れが目立ちにくい色であることや、街並みと馴染みやすいのもおすすめする理由です。

人気の外壁の色は?
汚れにくい外壁の色は?

汚れの目立ちにくさを求めるのであれば、グレーの外壁がおすすめです。外壁の汚れはグレーの色に近く、ホワイトやブラックでは汚れが目立ちやすくなります。また、ベージュや薄めのブラウンもグレーに次いで汚れが目立ちにくい色のため、好まれています。

虫が寄らない外壁の色は?

虫は紫外線に反応する性質があり、グレーブラウンブラックは紫外線を反射しにくい(寄りにくい)ため、おすすめです。紫外線を反射しやすいホワイト・ブルー・イエローはかえって虫を寄りつかせてしまい逆効果となります。

高級感のある外壁の色は?

高級感を求めるなら、ブラックや濃いブラウンがおすすめです。

ブラックの比率が多いほどより重厚なイメージになる反面、怖い印象も出てしまう恐れがあるため、配色には注意しておきましょう。

外壁塗装の色見本や施工事例をもとに周囲との調和を乱さない色選びを(まとめ)

外壁の色によって様々な特徴や見た目の印象がありましたが、周囲との調和が取れていて後悔のない色選びができれば、どの色を選んでも問題はありません。

お伝えしたことをまとめると以下の通りです。

  • 色選びでは施工事例や色見本の確認、街並みを考慮して決めることが後悔しないポイント
  • ベージュ系は馴染みやすさや汚れが目立ちにくいことから人気
  • ホワイト系やベージュ系、グレー系を主体にすると馴染みやすい
  • ブラック系やブルー系はスタイリッシュさが出る
  • ブラウン系やグリーン系は落ち着き感を出せる
  • イエロー系は活発なイメージ
  • 高級感を出したいならブラックや濃いブラウンがおすすめ
  • 色が濃いと個性が出る一方で色褪せやすく周囲と馴染みにくくなる

本記事が外壁塗装の色選びに役立ちましたら幸いです。

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