外壁塗装は格安・激安でできる?費用を安くする方法11選と注意点

外壁塗装は格安・激安でできる?費用を安くする方法11選と注意点

外壁塗装の工事費用は数十万円から数百万円と高額な場合がほとんどです。そのため、「外壁塗装を検討しているけど、できるだけ費用を抑えたい」と考えている方は少なくありません。

そこで今回は、外壁塗装をなるべく安い費用で検討している方に向けて、下記の5つについて紹介していきます。

  • 外壁塗装の費用相場
  • 塗料別の費用目安
  • 外壁塗装の費用を安くする方法
  • 激安の外壁塗装で注意すべき点

この記事を読めば、お得に外壁塗装の依頼ができるため、ぜひ最後まで目を通してみてください。

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目次

外壁塗装の費用相場とは?

まずは、外壁塗装の費用相場について紹介していきます。30坪の家の一般的な外壁塗装の費用としてはおおよそ80万円〜130万円のところが多く、各工種に分けると以下のような費用がかかります。

工種費用相場30坪の家で外壁面積を110㎡とした場合の費用目安(税込)
足場700円〜800円/㎡176,000円(足場面積を200㎡と仮定)
養生・飛散防止シート200円前後/㎡24,200円
防水シート600円前後/㎡72,600円
シーリング800円〜1,200円/m145,200円
外壁剥がれ補修2,000円〜5,000円/㎡60,500円(壁全体のうち1割に剥がれ補修が必要だった場合)
外壁ひび割れ補修2,000円前後/㎡24,200円(壁全体のうち1割にひび割れ補修が必要だった場合)
高圧洗浄200円〜300円/㎡36,300円
下地処理(ケレン作業)500円〜2,000円/㎡242,000円
塗料塗り2,300円〜3,000円/㎡(シリコン塗料の場合)363,000円
合計金額1,144,000円
30坪の家の外壁塗装の費用相場の一例

上記の表はあくまで一例であり、業者によって発生費用に幅が出るため、詳しくは依頼時の見積もりなどで確認することをおすすめします。

塗料によって費用は様々

使用する塗料によって耐用年数が異なり、かかる費用も様々です。

ここでは、外壁塗装で使用される種類ごとに費用・耐用年数・特徴をまとめましたので、1つずつ解説します。

アクリル塗料

1㎡あたりの費用1,400円〜1,600円
耐用年数5年〜7年
特徴重ね塗りしやすい

アクリル塗料は外壁や屋根以外にも使用され、身近なものでは家具や雑貨などに使われています。扱う塗料のなかで最も費用がリーズナブルで、重ねて塗りやすいのが特徴です。

しかし、最近ではより耐久性のある塗料が選ばれることが多くなり、使用される機会は減ってきています。

数年に一度の間隔で塗りなおしを考えている場合であれば、検討してみてもよいかもしれません。

ウレタン塗料

1㎡あたりの費用1,700円〜2,200円
耐用年数8年〜10年
特徴塗料が柔らかく細かい作業がしやすい

ウレタン塗料は他の塗料に比べて柔らかく、塗る対象を選ばないため、塗りやすいのが特徴です。形状が複雑だったり隙間や穴を埋めるのに適しているため、細かな作業が必要な場合はおすすめしています

柔らかく塗りやすい特徴を活かして、壁全体はもちろん、部分的に塗る箇所が多くありそうであればウレタン塗料がおすすめです。

シリコン塗料

1㎡あたりの費用2,300円〜3,000円
耐用年数10年〜15年
特徴耐久性や耐水性がありコスパがよい

シリコン塗料は費用の割に耐久性も強いため、塗料のなかでは特にコスパがよいと言っても過言ではありません。また、耐久性の他にも耐水性や透湿性も高いため、結露になりにくい特徴も兼ね備えています

外壁塗装ではシリコン塗料が使われることは多いため、どの塗料にしようか迷った場合はシリコン塗料をおすすめします。

フッ素塗料

1㎡あたりの費用3,800円〜4,800円
耐用年数15年〜20年
特徴紫外線や気候変動に強く耐久性に優れている

フッ素塗料は他の塗料と比べると費用はやや高めですが、耐久性に優れています。紫外線や酸性雨などにも強いため、どんな気候でも効果を発揮してくれるのが最大の特徴です。

外壁一面にフッ素塗料を使用すると費用が跳ね上がってしまうため、屋根のみフッ素塗料で外壁は違う塗料で塗装する、というように部分的に使い分けて依頼する方も少なくありません。

外壁以外にも屋根塗装もお願いしたい方や、塗り替えをできるだけせずに一度で済ませたいと考えている方には、特におすすめの塗料です。

ラジカル塗料

1㎡あたりの費用2,500円〜3,000円
耐用年数12年〜16年
特徴チョーキング現象の外壁に効果的

外壁塗装を依頼したい方のなかで、外壁を触ると手が白っぽくなってしまうとお悩みの方もいるのではないでしょうか。

これは『チョーキング現象』といって、外壁に塗られた塗料が太陽の紫外線や熱、雨や風によって劣化する現象です。

ラジカル塗料はこのチョーキング現象を起こした外壁を塗装する場合には特に効果を発揮します。そのため、特に気候の影響を受けやすい外壁であれば、ラジカル塗料をおすすめします。

遮熱・断熱塗料

1㎡あたりの費用2,200円〜5,500円
耐用年数10年〜20年
特徴遮熱:室内温度が上がりにくい / 断熱:寒暖差に強い

遮熱塗料は主に太陽からの赤外線を効率よく反射し、室内温度の上昇を抑える効果があるため、特に日当たりがよく夏の暑さが厳しく感じる場合に適しています。

一方で断熱塗料は、紫外線や太陽光からの熱が、外壁や屋根に伝わるのを極力抑える性質があります

そのため、夏は外の暑さを室内に伝わりにくくし、冬は室内のあたたかさを外に逃がしにくく、特に寒暖差に強い塗料と言えるでしょう。

また、この塗料は暑さや寒さを抑えることから電気代の節約にも繋がるため、夏や冬の外気が厳しい場合や長い目で見て節約を意識している方には、特におすすめの塗料です。

光触媒塗料

1㎡あたりの費用4,200円〜5,000円
耐用年数15年〜20年
特徴汚れを分解するため手入れが楽

光触媒塗料は、塗ることで一般的な塗料以上の効果を発揮する『機能性塗料』と呼ばれる塗料の1つです。外壁に塗ると、塗料の成分が太陽光と反応し、塗料が壁についた汚れを分解して雨が降ったときに汚れを落としてくれます

色が白のみのため使う場合は限られますが、日当たりがよく雨が降りやすい地域に住む方であれば、効果を十分に感じられる塗料です。

無機塗料

1㎡あたりの費用5,000円〜5,500円
耐用年数20年〜25年
特徴紫外線よる劣化に強く耐用年数が長い

これまで紹介した塗料は一般的に『有機塗料』と呼ばれ、有機物を含む塗料(アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素塗料など)がこれにあたります。

色あせやチョーキング現象は有機塗料に含まれる有機物が紫外線に当たって起こる劣化ですが、一方で無機塗料は、有機塗料に無機物(鉱物やガラスなど)を含ませた塗料です。

無機塗料は紫外線による劣化はしないため、有機塗料に比べてはるかに強い耐久力を持った塗料です。(建物の窓ガラスが数十年経っても劣化しないのと同じ理由です)

ゆえに、紹介した塗料のなかでもっとも費用は高いです。また、無機物が少しだけ入っているものも無機塗料としてうたっている悪質な業者もいるため、無機塗料を選ぶ際は注意が必要です。

外壁塗装の費用を安くする方法11選

ここからは、外壁塗装を依頼する際に意識しておくことで、費用を抑えられる方法について紹介していきます。

  1. 助成金や補助金を利用する
  2. 火災保険を利用する
  3. 優れた塗装業者に依頼する
  4. オフシーズンに依頼する
  5. 外壁以外の塗装も一緒に依頼する
  6. 地元の業者に依頼する
  7. 現金一括で支払う
  8. 相見積もりをする
  9. 値引き交渉をする
  10. DIYではなく専門業者に依頼する
  11. 自ら日常的に清掃を行う

以下のポイントをおさえておけば数万円から数十万円はお得に依頼できるため、必見です。

助成金や補助金を利用する

1つめは外壁塗装を依頼する際に助成金や補助金を申請して利用することです。

主に遮熱・断熱塗装を検討している方が対象ですが、お住まいの地域によって「工事費の10%」「一律5万円」「施工面積㎡×2000円」など制度は様々です。

県や市のホームページを確認すると自分の住む地域の助成金や補助金について確認できますが、例えば東京都では外壁塗装に助成金が使える地域は31箇所あります。

仮に「施工面積㎡×2000円」の制度が使える場合でシミュレーションをすると、以下のような金額になります。

助成金の有無外壁塗装費用(110㎡)助成金(施工面積㎡×2000円)合計金額
助成金なし1,144,000円×1,144,000円
助成金あり1,144,000円220,000円924,000円

この制度を知らないとかなり損をすることになるため、依頼の前には助成金・補助金の有無を必ず確認するように意識してみてください。

また、申請には以下の6つの条件に該当していることが条件のため、申請前にあわせて確認をしてみてください。

外壁塗装の助成金を受けられる条件

  1. 受付期間内(補正予算や受付件数に満たない場合は延長可能)で、かつ工事着工前に申請をする
  2. 遮熱・断熱塗装で依頼する
  3. 必要書類を揃える
  4. 税金を滞納なくきちんと支払っている
  5. 自治体で定められた業者に依頼
  6. 助成を受ける回数が制限内

一例として、自治体が行っている助成金・補助金を紹介します。

東京都世田谷区の場合

補助金(上限金額)条件
工事費用の10%(40万円)世田谷区に住民登録がある。世田谷区の業者に依頼している。建築基準法令に適合している建物である。昭和56年6月1日以降に建設されている。共有者全員が同意しているなど。
参照:令和4年度 世田谷区環境配慮型住宅リノベーション推進事業補助金について | 世田谷区ホームページ (setagaya.lg.jp)

大阪市摂津市の場合

補助金(上限金額)条件
住宅リフォームに要した経費の2分の1まで(25万円)同居または近居を目的に、市内住宅のリフォーム工事の完了後、親子どちらかが転入している。市税の滞納がない。生活保護を受けていない。この補助金の交付申請をしていないなど。
参照:住宅リフォーム補助金について/摂津市 (city.settsu.osaka.jp)

火災保険を利用する

外壁塗装をする理由が「自然災害による補修・塗装などが必要になった場合」という方は、火災保険を検討してみてください。

ここでいう自然災害とは『風災(台風)・雪害(豪雪)・豪雨』などを指し、『洪水・高潮などの水害や地震による火災』は含まれません。

火災保険を利用する場合は、以下の適用条件に当てはまっているかチェックしておきましょう。

  1. 外壁の破損が災害によるもの
  2. 被災から3年以内に申請を行う
  3. 損害の補修にかかる費用が火災保険の免責金額を超えている

また、火災保険にはおおまかにと分けると『フランチャイズ方式』と『エクセス方式』の2つがあり、どの火災保険かによって免責金額と支払われる保険金が以下のように変わります。

火災保険の種類免責金額(自己負担額)支払われる保険金
フランチャイズ方式一般的には20万円損害額が免責金額を超えると全額補償超えない場合は0円
エクセス方式保険による or 契約者が選択損害額が免責金額を超えた場合、損害額から免責金額を差し引いた金額を補償超えない場合は0円

条件次第では先ほど紹介した助成金・補助金と併用できるため、予定よりも大幅にコストを抑えることが可能になるかもしれません。

優れた塗装業者に依頼する

同じ塗料で同じ施工をしたとしても、職人の技術力によって耐用年数が変わります

どの業者に技術に長けた職人が在籍しているかは、過去の施工実績やお客様の声、スタッフ一覧などを確認するとある程度は判断できます。

施工実績やお客様の声では過去の施工数や生の声を、スタッフ一覧では職人歴や施工対応数などが確認できます。

仮に職人AさんがいるA業者の施工が耐用年数10年で、職人BさんがいるB業者の施工が耐用年数20年だとすると、単純計算でA業者の方が費用が2倍かかります。

そのため、依頼する前に塗装業者のレベルはしっかりと確認しておくのをおすすめします。

オフシーズンに依頼する

外壁塗装の繁忙期は、一般的に春(4~5月)と秋(10~11月)と言われています。理由は、雨の日が少なく安定した気候が塗装工事に最適だからです。

したがって、梅雨や夏、冬などのシーズンは閑散期で依頼が少なくなります。

依頼が少ないと仕事にならないため、お客様の獲得に繋げるべく、割引キャンペーンを実施したり、お得な契約特典を設けたり、時間がある分より丁寧に施工してもらえる場合があります。

ただし、気候が不安定な場合が多いため、予定よりも日数がかかったり、天候による施工不良が起こる可能性もゼロではありません。多少のリスクがあることを承知のうえで検討してみてください。

外壁以外の塗装も一緒に依頼する

「外壁塗装と同時に屋根塗装も一緒にするとお得」と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、お得な理由はズバリ『足場代』にあります。

外壁塗装を行う場合には一般的に足場が必要なため、足場代が費用としてかかります。

外壁塗装と合わせて屋根塗装も同時に依頼をすれば、設置した足場はそのまま使えますので、足場代は一度の施工のみの費用で済みます

そのため、仮に30坪の家で200㎡の足場面積の場合、足場代は176,000円となり、いずれ屋根塗装も依頼することを考えれば176,000円が浮きます。

同時に複数の場所を依頼すると一度に支払う金額は膨らみますが、長い目で見れば節約になるため、検討してみるのも1つの手です。

地元の業者に依頼する

塗装業者は全国で様々ありますが、費用を安く済ませることを重点に置いている場合であれば、大手よりも地元の業者の方がおすすめです。

大きな理由として、仲介手数料(マージン)の有無にあります。

大手業者の場合は依頼の請負から施工までの間にマージンが発生するのに対し、地元の業者は依頼の請負から施工まで一貫して行っている場合が多いため、マージンがかからずにコストを抑えることができます。

マージンの有無に関しては、業者のホームページを確認してみてください。

大手よりも安い場合は「仲介手数料がかかりません!」「自社で一貫してお見積りから施工まで行っております!」のような文面が載っているはずです。

現金一括で支払う

支払いの際にリフォームローンの支払いを選ぶ方もいますが、現金一括で払うことを業者に約束すればローンの金利手数料分ほどは、いくらか値引きできることが多いです

リフォームローンの手数料は2.5~5.0%のところが多く、仮に30坪の家で110㎡の外壁塗装を依頼する場合、ローンを利用してそのときの金利手数料が5.0%だった場合は以下のように費用が異なります。

外壁塗装費1,144,000円1,144,000円
支払い方法リフォームローンを利用現金一括
手数料5.0%(1,144,000円×0.05=57,200円)なし
合計金額1,086,800円1,144,000円

また、現金一括で支払うことで業者としても、融資先から入金を待つよりも早く現金が入金されるため、キャッシュフローがよくなるメリットがあります。

相見積もりをする

相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取り寄せることで、各業者の見積もりを照らし合わせて費用を安く済ませる方法です。実はこの方法がもっとも手軽で大切と言っても過言ではありません。

相見積もりをすると業者間で価格競争が起こり、お客様獲得のため、各業者の提示価格が全体的に下がります。相見積もりで削減できる額は、施工費の5%~10%ぐらいが相場です。

仮に30坪の家で110㎡の外壁塗装を依頼する場合、相見積もりによって10%削減できれば以下の通りになります。

相見積もりをしていない場合相見積もりをした場合
外壁塗装費1,144,000円1,144,000円
相見積もりの割引0円10%割引(1,144,000円×0.1=114,400円)
合計金額1,144,000円1,029,600円

なお、相見積もりを取る際には、『3社以上から取り寄せること』『施工条件(塗装する箇所や使用する塗料)を揃えること』の2点は必ず押さえるよう気をつけてみてください。

相見積もりの取り方がわからない方は、外壁塗装の優良業者紹介サービスを利用するのも1つの方法です。

値引き交渉をする

見積もりを確認して依頼したい業者が決まったら、値引きができないか直接交渉するのも1つの手です。依頼する業者や全体の施工費にもよりますが、5%前後くらいは値引いてもらえることがあります

ただし注意点として、相見積もりをしたうえでさらに値引き交渉をするのは御法度です。

業者から嫌悪感を抱かれてしまったり、施工に支障を及ぼす可能性もあるため、相見積もりをした場合は値引き交渉を控えることをおすすめします。

DIYではなく専門業者に依頼する

なるべく費用を抑えたい一心で、DIYで外壁塗装をしてしまおうと考える方もいるかと思います。

もちろん、すべて自分の手でできれば業者に依頼するよりも大幅に費用を抑えられますが、費用対効果が高いとは言えません

DIYが得意だったとしても塗装業者と比べると仕上がりは劣り、耐久性もきっと高くはないはずです。

仮に市販で手に入れやすいアクリル塗料で塗装をしたとしても、通常は5〜7年持つはずの耐用年数を下回る可能性は高くなります。

また、塗りなおしするタイミングが早くなったり、あらためて業者に依頼するとなると最終的に費用は予定よりも膨らんでしまいます。

そのため、半永久的にDIYをし続ける気持ちがある方以外は、プロにお任せすることをおすすめします。

自ら日常的に清掃を行う

日頃から外壁の清掃が行き届いていれば、外壁塗装をする際に費用が抑えられる可能性があります。

理由として、外壁がきれいであれば高圧洗浄よりお金がかかる、藻やコケを落とすバイオ洗浄が省かれるため、その分の作業費を浮かせることができるためです。

バイオ洗浄の費用相場は400円〜900円/㎡であるため、仮に30坪の家で110㎡の外壁塗装を依頼する場合、数万円ほど費用に違いがでます。

また、自分で外壁の清掃をする際は、高所作業を伴う場合があるため、安全に十分気を付けてできる範囲で行うようにしてみてください。

激安なのは訳アリ?注意すべき点や契約するリスク

塗装業者のなかには、平均より大きく下回る激安価格で施工ができる業者も存在します。「安く工事してもらえるなら依頼してみようかな」という気持ちになりやすいのですが、注意するべき点がいくつかあります。

  1. 悪徳業者に騙される
  2. 近隣とのトラブルが起こる
  3. 手抜き工事を行う
  4. 仕上がりが想像と違う

ここからは激安とうたう業者に依頼をする際の注意点や、契約するリスクについて紹介していきます。

悪徳業者に騙される

激安に惹かれて契約したら悪徳業者だった、というケースは少なくありません。悪徳業者は素人目では判断しにくいのですが、依頼を検討する前に以下の点に注意してみてください。

  • 突然訪問し営業をしにきていないか
  • 契約を急かしてこないか
  • 最初の費用より大幅に値下げしてくる
  • 施工費用をすべて前払いで頼まれる
  • 見積もり表に不明点がある(塗料メーカーが書いていない、『~一式』のように詳細が明記されていないなど)

上記に記載がないことでも気になる点があれば、業者に直接聞いてみて確認することをおすすめします。

リスクを避けたい方は、外壁塗装の優良業者紹介サービスを利用するのも1つの方法です。

近隣とのトラブルが起こる

通常、外壁塗装を行う場合は施工前に必ず業者から(業者と一緒に)近隣にご挨拶をしておきます。そのため、施工に関して近隣とトラブルになることはほとんどありません。

しかし、激安業者の場合は近隣への挨拶がずさんだったり、説明が不十分のためにトラブルに発展することもしばしばあります

トラブルにならないよう、業者に任せきりではなく発注者も一緒にご挨拶に行く、ご挨拶に行く住戸を事前に聞いておくなど、確認してみてください。

手抜き工事を行う

激安で施工できる業者には必ず激安の理由があります。特に多いのが、手抜き工事を行うことです。

主に高圧洗浄や養生、下地処理(ケレン作業)などを行わないことが多く、他には下塗りを行わない、塗料を規定量以下しか使わない、塗り回数が少ない(本来3回塗りのところを2回)など様々です。

これらの作業については見積書に詳細が載っていることが多いため、依頼をする前にしっかりと確認してみてください。

仕上がりが想像と違う

施工前には必ず、依頼者と業者の間で仕上がりについて情報をすり合わせているはずですが、激安施工がゆえに想定外の結果になってしまうこともあります。

「想定していたより大幅に色合いが違う」「工事してもらえていない箇所がある」などケースは様々です。

色に関しては色見本を使って業者としっかりと確認をしておき、工事していない箇所については見積書に工事の範囲を念入りに確認するようにしておくことをおすすめします。

また、塗料メーカーや施工業者のWEBサイトには、カラーシミュレーションができるものがあります。

カラーシミュレーションは、塗装後の家のイメージがつきやすいのでおすすめです。

また、施工業者の中には自宅の写真を希望の色で加工してくれるケースもあります。

エスケー化研のカラーシミュレーション:https://www.sk-kaken.co.jp/simulation/
関西ペイントのカラーシミュレーション:https://www.kansai.co.jp/colorsimulation/

激安・格安の外壁塗装に関するよくある質問

外壁塗装の平均額はいくらですか?

外壁塗装のみであれば、30坪の住宅の場合、約80~130万円で施工できることが多いです。また、屋根塗装もあわせて行う場合は、プラスで約40~50万円ほどかかります。

悪徳業者の特徴を教えてください
  • 突然訪問し営業をしにきていないか
  • 契約を急かしてこないか
  • 最初の費用より大幅に値下げしてくる
  • 施工費用をすべて前払いで頼まれる
  • 見積もり表に不明点がある

などがあります。

外壁塗装が安い時期はいつですか?

外壁塗装の依頼が少ない梅雨・夏や冬だと、安くなる可能性があります。閑散期のため、割引キャンペーンを行ってることが多く、比較的安く依頼できる可能性があります。

外壁塗装を安くする方法はあるものの激安の場合はリスクがある(まとめ)

この記事では以下についてお伝えしました。

  • 外壁塗装の費用相場
  • 塗料別の費用目安
  • 外壁塗装の費用を安くする方法
  • 激安の外壁塗装で注意すべき点

工夫をすれば通常の契約よりも安く依頼でき、方法も比較的簡単な場合もあります。

特に相見積もりは、特別な知識を持っていなくても各業者に見積もりを依頼するだけで数万円安くできる場合があるためおすすめです

ご自身で業者を選定するのは時間がかかるため、時短したい方や失敗を避けたい方は外壁塗装の優良業者紹介サービスを利用するのも1つの方法です。

激安とうたっている業者の場合、何かしらの理由あるいはデメリットがあることが多いため、業者の言葉を鵜呑みにせず、気になることがあれば必ず確認するように心がけておくとよいでしょう。

この記事で紹介したポイントを活かしてお得に外壁塗装の依頼をしてみてください。

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